ISO18000-64 (ISO18000-6D)タグは「Tag Says Only」(TTO)プロトコル を採用しており、マルチタグ衝突防止プロセスには読み取りコマンドは必要ありません。ISO18000-6D で指定されているタグのデータ レートは 256kbit/s で、タグは擬似ランダムな時間間隔 (ランダム タイム スロット) で ID を送信します。タグは電源投入を開始すると設定レートの 8 倍の速度で ID を送信し、その後設定値まで徐々に速度を落とします。最初に送信を加速するこの方法は、多数の低速で移動するタグを検出しながら、少数の高速で移動するタグを識別するというニーズを満たすことができます。 ISO18000-6D電子タグはチップサイズが小さく消費電力が低く感度が高いという利点があり、権威ある試験機関によるICC試験によるとISO18000-6D規格に準拠したパッシブ電子タグの感度は最大で3000以上に達します。 -25dBmリーダーの標準出力では最大認識距離は30メートルを超えます。また電子タグはリーダーが問い合わせコマンドを送信するのを待つ必要がないため識別速度が速く、テストの結果、ISO18000-6Dタグは200kmを超える車両などの移動物体に100%識別を達成できます。